皆さんこんばんは。今日も書きます。まつぼっくりです。
今日は私の持つFDM方式の3Dプリンター、Ender3のアップデートに関するご紹介です。
FDM方式の3Dプリンターはフィラメントという直径1.75㎜の材料を使用しますが、これはロールになっています。
既存のEnder3のフィラメントホルダーは丸棒おくだけとなっており抵抗が多くスムーズにフィラメントを供給してくれないので、改造しちゃいました。
それでは改造した内容を詳しくご紹介します。
フィラメントの供給について
フィラメントの供給は3Dプリントする製品の品質にかかわる大事な部分です。
供給の仕方はエクストルーダーというギアのようなものが付いた装置で、そのギアでフィラメントを挟んで回転させフィラメントを加熱したヘッドに送り込みながら溶かして積層していきます。

引っかかり、うまく供給されないと造形中に巣ができてしまい表面が汚くなってしまします。
既製品だと何が問題なのか
既製品は下記写真のように、ただの丸棒になっており、エクストルーダーでフィラメントを送り込む際 、フィラメントロールの中心軸で回っていないため抵抗が大きく、ギアが空回りすることがあります。

これが私的にとても気になるところでした。
スムーズに回る機構を設計し3Dプリンターで造形!
軸ズレでフィラメント供給されるのを改善するために、軸中心で回転するように設計。
仕組みはフィラメントロールを挟み込むような仕組みにしており、青色のパーツそれぞれねじが立っており、しっかりふぉらメントロールを固定できるようにしました。


3Dプリンターで各パーツを造形しました。


各パーツが完成したらさっそく組付け!
既存のフレームはそのまま使用し、新たに作った回転パーツを取り付けます。
しっかりとしたホールド感!


安定した回転ができそうです!
改造して改善されたこと
さて、どのように改善されたのか、動画でご覧ください。
スムーズに回る
さて、さっそくスムーズに回転するか確認してみましょう。
内径が違うフィラメントも対応できる
ホルダー部分をテーパーにすることで、直径40~60㎜までのフィラメントロールの内径が装着できます。
まとめ
今回はEnder3のフィラメントホルダーをEnder3自身が造形し、アップデートしました。
では次回の記事をお楽しみに☺
【2021.11.10追記】
実はこの後、格安フィラメントを買ったのですが、内径が大きくこの記事で紹介したホルダーは使えませんでした( ˘•ω•˘ )
下記記事でそれを紹介してますので、お時間あるときにご覧ください。
