3Dプリンター

【2022年最新版】家庭用3Dプリンターは主に2種類!それぞれのおすすめ機種を紹介

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どうも、まつぼっくりです。

ここ近年、一般家庭でも普及してきた「3Dプリンター」。自宅でシンデレラフィット!する家具やケースが見つからない。自分だけのフィギアを作りたい。そんなときに自分だけのオリジナル品を作製できるのが家庭用3Dプリンターです。
シンデレラフィット!いい言葉ですよね。これを実現するには3Dプリンターは最高の一品です。

この記事を読んでほしい人

・3Dプリンターの種類でどんなものが作れるか知りたい
・それぞれの家庭用3Dプリンターのおすすめを知りたい

下記目次を見ていただき、3Dプリンターについてはそこそこ知ってるよ!という方は読み飛ばしてください。

家庭用3Dプリンターでどんなことが出来る?

3Dプリンターといっても、様々な造形方式があります。(家庭用は主に2種類。)
使用用途別に造形方式が異なるので、それぞれの特徴を解説するとともに、おすすめ機種をご紹介します。

気になるのは3Dプリンターでどんなものが作れるのかそれぞれの種類でどんな特徴があるのか?だと思います。
正直、アイデア次第でなんでも作れます。が、主なものを上げると下記のようなものが作れます。

3Dプリンターで作れるもの

・小物ケースなどの雑貨
・ミニ四駆等の組み立て治具
・フィギア、オブジェ、おもちゃ
etc

私がこれまでに作成したものはたくさんありますが、記事にしたものをご紹介します。

3Dプリンターでガンプラみたいな飛行機作ってみた。
【ゴルフ ライン マーカー】 3Dプリンターでオリジナルラインマーカーを自作
【DIY】 シンクでの水切りがラクチン!水切りを3Dプリンターで製作
【DIY】ニンテンドースイッチ リモコン収納を完全オーダーメイド!
今回、ニンテンドースイッチのリモコンケースを0からモデリングし3DプリンターでDIYしました。2Dの加工を行い組付けて3Dの製品にするのが木材ならば、最初から3Dのものが作れるのが3Dプリンターです! 3Dプリンターを使ってみたいという方は、面白い記事ですので是非ご覧ください☺

そのほか3Dプリンターに関する記事はこちら。

3Dプリンター
家庭用3Dプリンターを使って自宅でシンデレラフィットするものを作ってます!

造形方式の特徴

冒頭で説明したように造形方式は主に2種類あります。
ここでは、それぞれの特徴を簡単に説明します。

FDM方式(熱溶解積層方式)

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特徴

FDM方式はノズルからフィラメントと呼ばれる材料を溶かして1層ずつ積層する方式です。
特徴として、材料が固形で造形完了後の後処理が簡単です。

初めて3Dプリンターを購入する人には扱いやすいのでおすすめです。
どういう風に形になっていくのかは下記動画をご覧ください。

完成イメージ

完成品は、完全にプラスチックです。
お見せで売られているプラスチック製品と違うところは、積層ピッチが一般的に0.2㎜で、1層ずつ積層していくため、どうしても表面に線が入ります。

材料

材料はPLA、ABS、TPUなどが主流です。家庭で使用するのであればPLA(植物由来のプラスチック素材)がおすすめです。

材料特徴
PLA家庭用で使用するには一般的な材料。造形時の反りが少なく、初心者でも扱いやすい。
ABSPLAより強度がある。反りが大きく発生するため、ベッドの剥がれ防止策などが必要。
TPUエラストマー系の材料で柔らかいのが特徴。ミニ四駆のタイヤより少し硬いくらい。

光造形方式

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特徴

光造形方式は液晶パネルを使用し、1層ずつUV光で固めていく方式です。
特徴として、材料は液体でUVレジン(マニキュアのようなUV硬化型の液体)を使用します。
造形後にUV光で最終硬化させる必要があるため、FDM方式よりも後処理に時間がかかります。

完成イメージ

光造形は、1層ずつ積層するのはFDMと同じですが、積層ピッチが非常に細かい(0.05㎜のものもある)ため、完成品はFDMと違い表面が非常に滑らかです。

材料

材料はノーマルレジンから、フレキシブルレジン(ゴム系)、タフレジン(強度が強い)など様々なものがあります。

SK本舗さんがいろいろな材料を取り扱っているので、参考に見てみてください。

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3Dプリンター選びのポイント

家庭で3Dプリンターを使用する際の選び方のポイントを紹介します。

造形方式で選ぶ

まずは何を作りたいかによって、造形方式を選択する必要があるのでメリットとデメリットをまとめます。

造形方式メリットデメリット
FDM方式・個体なので完成した後の処理が容易。
・装置とフィラメントがあれば使用できる。
・表面にすじが残る
・フィギア等の細部の造形は難しい。
光造形方式・フィギアなどの細部の造形ができる。
・表面も滑らかなので製品がきれい。
・液体を使用するので家庭での作業は注意が必要
・装置、レジン、洗浄用IPA、UV硬化用のライト等が必要。

表面の粗いFDMでもパテを塗り、磨き、塗装することで表面の滑らかなものは作れます。
ただ、フィギアとなると細部がそもそも造形されないことがあるので、光造形をおすすめします。

一方、光造形は細部まで表現できますが、液体を使うのと後処理でIPAという洗浄用のアルコールを使用したり、手間がかかります。
匂いも出るので十分に換気しながら作業する場所があるのであればおすすめです。

造形サイズで選ぶ

造形サイズも家庭用3Dプリンターを選ぶのに重要な要素です。
それぞれの造形サイズの特徴を簡単に説明すると、FDM方式のものは比較的大きいものが作れる。光造形方式は小さいものが作れます。

精巧なアクセサリーやフィギアをメインで作りたい!という方であれば、細部が再現できる光造形方式、精巧なフィギアはほとんど作らないので汎用性があるものがいい!という方であれば、FDM方式をおすすめします。

コスパで選ぶ

どこまでを家庭用と捉えるかで変わりますが、家庭用3Dプリンターは十数万円くらいまでと私は考えています。
本格的なものになると、数十万~数千万円までピンキリですが一般家庭で手の届く範囲が5万円くらいですよね。

この記事でお勧めする家庭用3Dプリンターは、5万円以下のものに絞って紹介します。

ちなみに私は、10万円も出せませんでしたので、造形サイズがある程度大きくて安いものでEnder3を購入しました。

家庭用おすすめ3Dプリンター購入の前に知っておきたいこと

3Dプリンターの購入の前に、知っておかないといけないことがあります。
3Dプリンターで製品を作る際は、スライサーソフトというものが必要になります。
機種によって専用のスライサーソフトが付いているものもありますが、オープンソースの3Dプリンターは別途スライサーソフトのインストールが必要です。

これについては下記記事でも紹介してますので、ご覧ください。

3Dプリンターのデータをダウンロードしてプリントする方法

FDM方式(熱溶解積層方式)のおすすめの3Dプリンター

さて、さっそく家庭用のおすすめ3Dプリンターをご紹介します。
ここまで色々と説明してきましたが使用用途によって、造形サイズなどが異なるため、ランキング形式にはしません。
2年間3Dプリンターを使ってきた、私の所感で2022年のおすすめ機種を造形方式別でご紹介します。

Creality 3D Ender-3 3Dプリンター

やはり私の一押しはEnder3です。上位機種のEnder3 ProやV2もありますが初めての家庭用3Dプリンターの購入でコスパを考えると、Ender3で十分問題ありません。
上位機種Ender3 Proの違いは、
・電源が変わってノズルが速く温まる。ビルドプレートがマグネット式。Y軸フレームが太くなった。
大きくはこの3点です。
Ender3 V2の大きな違いは、静音ドライバーが搭載され音が静かなところです。
私は3Dプリンターを使うときは、寝ている間に動かしていますがこの違いは非常に大きいです。

Ender3 ProもEnder3 V2もEnder3より1万円くらい高いですが、予算に余裕のある方は、静かなEnder3 V2をお勧めします。

項目仕様
最大印刷サイズ220 x 220 x 250 mm
寸法440 x 410 x 465 mm
操作システムWindows、Linux、MacOS
スライスソフトウェア汎用フリーソフト Ultimaker Cura
電源AC 100-265V 50-60Hz
参考価格2,1000円

Ender3シリーズはたくさんあるので、他の機種もぜひご確認ください。

ANYCUBIC MEGA-S 3Dプリンター

ANYCUBICも同価格帯でEnder3と同じような構造をしている3Dプリンターになります。
特徴はEnder3とほぼ同じですが、最大印刷サイズが少し小さくなっています。

項目仕様
最大印刷サイズ210 x 210 x 205mm
寸法405mm x 410mm x 453mm
操作システムWindows、Linux、MacOS
スライスソフトウェア汎用フリーソフト Ultimaker Cura
電源110 V / 220 V AC、50/60 Hz
参考価格3,2000円

FLASHFORGE 3Dプリンター Finder

囲われているタイプで有名なものはFLASHFORGEの3Dプリンターになります。
このプリンターは最大造形サイズは小さいものの、全面を覆われているため炉内温度が外気の影響を受けにくく、安定した造形ができます。

項目仕様
最大印刷サイズ140×140×140mm
寸法420 x 420 x 420mm
操作システムWindowsXP/Vista/7/8/10, Mac OSX
スライスソフトウェアFLASH PRINT
電源100 – 240 V, 50 – 60 Hz
参考価格4,2000円

X-one2 3Dプリンター

こ知らの3Dプリンターも、上記で紹介した3Dプリンターと違い、囲われているのが特徴になります。
囲われているため、最大印刷サイズは一回り小さくなりますが、可動域に手が入らないのでお子様がいらっしゃる家庭では安全に使用できます。

項目仕様
最大印刷サイズ145×145×145mm
寸法380 x 320 x 360mm
操作システムWindows、Linux、MacOS
スライスソフトウェアQiDiPrint
電源110 V / 220 V AC、50/60 Hz
参考価格4,3000円

EasyThreed X2 3Dプリンター

この3Dプリンターは、コスパに優れたまずはお試しで購入したい人向けです。
使用材料はPLAのみとなりますが、お子様も好むデザインで、親子で一緒にモノ作りが楽しめます。
お子様へのプレゼントとしても満足のいく価格的なのではないでしょうか。

また、YouTubeでのビデオ学習もあり、購入後すぐに使用できます。

項目仕様
最大印刷サイズ100mm x 100mm x 100mm
寸法205 x 210 x 245mm
操作システムMicrosoftWinodws7/8/10(32ビット/ 64ビット),Linux
スライスソフトウェアEASYWARE、Ultimaker Cura
電源AC100 V-240V, 50-60 Hz
参考価格1,4000円

光造形方式のおすすめの3Dプリンター

光造形機のおすすめモデルについてもご紹介します。
光造形はDLPといった液晶パネルを利用してUV硬化させる3Dプリンターです。
液晶のピクセルのコマかさも表面のきれいさに関係してきますので、ご確認ください。

Anycubic PHOTON 光造形式 3Dプリンター

FDM方式でも紹介したAnycubicの光造形になります。
造形精度も高く、コスパに優れた3Dプリンターです。

項目仕様
最大印刷サイズ115mm x 65mm x 155mm
寸法220 x 200 x 400mm
造形精度(ピクセル)47μm
印刷速度20mm/h
積層ピッチ0.025 – 0.1 mm
スライスソフトウェアANYCUBIC Photon スライサー(SDカードに付属:推奨)
電源100~240 V、50/60 Hz
参考価格3,4000円

Anycubic PHOTON -ZERO 光造形式 3Dプリンター

こちらもAnycubicの3Dプリンターです。
Anycubic PHOTONとの違いは、最大印刷サイズが少し小さいのと、積層ピッチが大きく、造形スピードも少し遅い仕様となっています。
とはいえ、よほど精巧な製品を作るシーンが無い場合は価格も安く十分に使えるモデルです。

項目仕様
最大印刷サイズ95mm x 54mm x 150mm
寸法180mm x 195mm x 367mm
造形精度(ピクセル)47μm
印刷速度30mm/h
積層ピッチ0.01-0.2mm
スライスソフトウェアANYCUBIC Photon スライサー(SDカードに付属:推奨)
電源100~240 V、50/60 Hz
参考価格2,5800円

Phrozen Sonic Mini4K 光造形式LCD 3Dプリンター

この3Dプリンターは液晶が4Kで造形精度がとてもいいモデルになります。
2Kモノクロパネルを採用しており、RGB LCD 3Dプリンターよりも4倍ほど寿命が長いのが特徴です。
5万円をギリギリ切る高価なモデルになりますが、最大印刷サイズも比較的大きく、Anycubic PHOTONの2倍の速さで印刷できます。
予算に余裕がある方には非常にお勧めできるモデルです。

項目仕様
最大印刷サイズ134×75×130mm
寸法250×250×330mm
造形精度(ピクセル)35μm
印刷速度80mm/h
積層ピッチ0.01 – 0.3 mm
スライスソフトウェアChiTu Box V1.6.5スライサー
電源100~240 V、50/60 Hz
参考価格4,5000円

ELEGOO Mars 2 Pro 光造形 3Dプリンター

こちらも人気の光造形3Dプリンターです。
この価格にしては造形サイズも大きく、精度も十分なモデルです。
2Kモノクロパネルを採用しており、こちらも寿命が長いのが特徴です。

項目仕様
最大印刷サイズ129x80x160mm
寸法200㎜ × 200㎜ × 410㎜
造形精度(ピクセル)50μm
印刷速度30-50mm / h
積層ピッチ0.01-0.2mm
スライスソフトウェアChiTu Boxスライサー
電源100~240 V、50/60 Hz
参考価格3,6000円

まとめ

2022年おすすめの家庭用3Dプリンターを紹介してきましたが、3Dプリンターはなんでも作れる優れものです!
モデリングが出来なくてもデータを公開しているサイトもたくさんありますのでぜひ使ってみて下さい。
また、モデリングを勉強することで、自分だけの製品が作れます。皆さんもモノづくりを楽しみましょう!

3Dプリンターのデータをダウンロードしてプリントする方法
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